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ミュージカルアニメ「 Dance with Devils 」のプレゼン

2017年11月に好きなアニメの劇場版が公開され、つい先日円盤化の発表があり嬉しくて嬉しくて踊り出しそうだったので、そのアニメのプレゼンテーションを始めたいと思います。

プレゼンしたくてはてなブログのアカウントまで取った。
何かの拍子でバズってそのアニメを知る人が増えねえかなという浅はかな考えで。

ただ、プレゼンをする上で少しネタバレをする。もちろんそんなもの見ないでアニメを見てくれるのが一番いいのだが、私にはうまくネタバレを避けてプレゼンを書くことができなかった。もちろん重大なネタバレはしないが、ラーメンのメンマくらいの感じでネタバレをする。

あと本当に文字だけのブログなので、読みづらいと思う。 

みんな、振り落とされんなよ!!

 

■ミュージカルアニメ「 Dance with Devils

正確に言うと原作ではないのだが、今回紹介する「 Dance with Devils 」(以下「ダンデビ」)というアニメはいわゆる乙女ゲームコンテンツの展開のひとつであり、そういう感じのアニメだ。つまり複数のイケメンが1人の女子を取り合うやつだ。

ここで「うーん パス!」となる方もいると思う。なってもいい。でも少女漫画や恋愛ものが大丈夫な人には見ていただける作品ではないかな、と思う。あと、シリアスな笑いが好きな人もちょっと見てもらっても良いんじゃないかなと思う。

 

www.nicovideo.jp

まぁ何も言わずに上のリンクから7分45秒 まで見て欲しい。ニコニコは1話が無料配信されている。 ニコニコが嫌ならdアニメストアとかでも配信している。

 

見た?見ました?見た?8分に満たない間に3曲も歌った?

イケメンが自分たちの活動拠点である「第三図書館」というフレーズをサビで歌いまくるシーン見た?

こういうアニメなのだ。ミュージカルアニメってことだ。

 

■ミュージカルアニメって?

ここでいきなりネタバレをかますが生徒会の皆さんはアクマだ。

秒速で分かるので伏せたりしないが彼らは別にアイドルだとか、人間界で歌手を目指してるとか、そういうんじゃない。強大な力を秘めた魔導書グリモワールを探すアクマたちなのだ。なぜ彼らが歌うかというとこのアニメがミュージカルアニメだから。

ライオンキングに出てくる動物たちは歌う必要がなくても歌う。そういうアレで彼らアクマと本人曰く普通の女子高生立華リツカは歌うのだ。あと彼女のお兄ちゃんも歌う。 感情の起伏があった時に、強い感情の表現に、自己紹介に、急に歌う。なぜならミュージカルアニメだから。

こういう調子で12話の千秋楽まで毎話アクマ達が歌うアニメです。

 

■ミュージカルパート

歌う。基本的に1話につき1話。たまに例外もあるが、歌わない回はない。

物語の描写としてのミュージカルシーン以外には、こういうアニメ特有のそれぞれのキャラクターの「持ち歌」みたいなものがあるのでそれぞれの当番回で披露してくれる。

もうなんか歌詞が狂ってるのだ。いや最高なんだけど。

 

アモり アモれば アモるとき(第3幕)」とか平気で歌ってくるのだ。

 

私はもう感覚が麻痺しているので「いい歌だな」と思うが最初は5回くらい聞き直したし、CDがまだ出てなくて歌詞カードも確認できなかったから常に半信半疑だった。そんな日本語はない。そしてこれを歌っている楚神ウリエ(CV近藤隆)の得意科目は国語なのだ。確かそうだったと思うけどどこでその記述をみたのかわからないから架空の設定かもしれない。

迷歌詞を勢い余って最初に紹介してしまったが、ダンデビの曲は全曲とてもキャッチーで、特徴的な歌詞も耳に残るし、何より千秋楽ラストの曲は本当に屈指の名曲だ。ぜひ作中で聞いていただきたいので詳しいことは避けるがいやもう茜屋日海夏さんは天才だな、と。神アイドルだな、と。ハァ〜〜〜〜〜ッ(ため息)もうあれを聞くために全話みてもいいと思う。でもあの曲を全身で感じるためにはそれまでの11幕を見ないといけない。いけないことないけど、見て欲しい。

話は変わるが、すこし前「ヒプノシスマイク」に中毒症状を起こしているフォロワーを数人見かけた。「ヒプノシスマイク」で木村昴さんのラップにシビレたのなら、ぜひ一度ダンデビ第5幕の南那城メィジ(CV木村昴)のラップを聞いて欲しい。とりあえず第5幕まで見て欲しい。
ダンデビはなぜか5幕で落ちた人間がすごく多い。統計をとった訳ではないが、人気の回だ。

 

■ストーリー

どこか懐かしい姿をした街・四皇町。
そこにクラス立華リツカは四皇學園に通う高校二年生の少女。
イギリスに留学中の兄・リンドからの時々の連絡を楽しみにしつつ、母とふたりの穏やかな日常を送っていた。ある日彼女は、學園の生徒の憧れである、生徒会長・鉤貫レムからの呼び出しを受け、生徒会の面々の集まる『第三図書館』で、彼らと不思議な出会いを果たす。
アクマ、ヴァンパイア、エクソシスト

『禁断のグリモワール』を巡り、あらゆる思惑が彼女を中心に動き始める

ヒトか、アクマか?

これは、魔に魅入られ、魔に愛されたひとりの少女の物語。

Dance with Devils 公式 HPより >

 

突飛なトッピングの下には王道で堅実な物語が敷かれている。
「禁断のグリモワール」の手がかりである立華リツカにちょっかいをかけてる間に生徒会のみなさん(と他2名)がリツカにほの字になったり危ないところを助けてくれる鉤貫レムにリツカがポッとなったりする話だ。

毎話毎話歌うし、空耳を疑うような歌詞をすごい美声で歌っていたりするし、キャラクターによっては発言が極端なので気をとられがちだが物語は非常にシンプルで美しくまとまっており、王道の少女漫画といった具合。

一部途中で明らかになる設定があれども、この作品で物語上の衝撃的な驚きやトリックはあまりない。
堅実で王道行く物語を装飾しているのは前述したミュージカルパートと個性豊かなキャラクターたちであり、序盤のこみ上げる笑いで引き込んで置いてから後半のストーリーの締め方は圧巻である。欲しいところに欲しいものを投げてくれる。押して欲しいところを押してくれる。

 構成としては
・物語の導入(第1幕)
・キャラ紹介(第2幕〜第7幕)
以降 第8幕〜第12幕(千秋楽)に向かい物語は展開し、キャラクターの心理描写の整理・問題の解決・感情への決着と続いて行く。特に第8幕からの怒涛の描写は慌ただしくも王道で、ミュージカルでバトルもするし、もちろん愛について歌ってもくれる。
きれいに無駄なくまとまっており、笑いどころも小分けに盛り付けながらあのラストに向かう快感は…もう見てしまった私には二度と味わえない…ッ。
物語は美しいのだけど、間に入る「?」みたいなところを自分で見つけるのも楽しいと思う。結構謎シーンも多いので。
リツカのお兄さんに嫌われていることを気にしている鉤貫レム(CV斉藤壮馬)、じわじわとボディに効く面白さ。

 

■キャラクター

簡単な紹介。生徒会の面々には一応役職と部活とかもあるのだが、鉤貫レムの生徒会長以外作中では一切関係ないので触れない。

 

立華リツカ(CV茜屋日海夏

留学中の兄と翻訳家の母を持つ普通の女子高生。高校生がフリフリエプロン着て朝食作ってるのヤバくないですか?ギャルゲ?結構気が強い。
リツカが家から出ないようにと兄が自室の窓に取り付けた南京錠とチェーンを、バールを使い笑顔で悪びれもせず粉砕した。「よしっ」

 

鉤貫レム(CV斉藤壮馬

「冷酷無比」とキャラ紹介にいつも書かれてている。2話の冒頭くらいまでは頑張って冷酷無比してたけどなんなら一番優しい。アニメではリツカの攻略で選択ミスを頻発した感がある。もう普通にただのいい生徒会長だしな。真面目に選挙で選ばれた可能性すらある。メインヒーローになるべくしてなった男。

 

立華リンド(CV羽多野渉

リツカの兄。アグレッシブお兄ちゃん。守護騎士と書いてエクソシストと読む。妹への愛がすごすぎて彼女を危険から遠ざけるため妹の部屋に南京錠をかけたがバールで余裕で破壊されてしまった。リツカのフリフリエプロンを着こなす主夫属性持ち。イギリスへぬかを送ってもらっていた。属性過多ともっぱらの噂。

 

楚神ウリエ(CV近藤隆

レムの幼馴染の夢魔。女性を「蝶々」と呼び、草木生い茂る温室でお茶会を開いている。話とは一切関係ないが歌がうまい。本当にうまい。恋の応援団長でもある。「アモり アモれば アモるとき」を世界一カッコよく歌うことができる男なのだが、そんな歌詞歌うのは君しかいないよ。

 

南那城メィジ(CV木村昴

いいやつ。リツカに「お前レムに騙されてんだよ?」とか真実を教えてくるアクマ。アクマとは?当番回では世界旅行に出かけ、サングラスでオープンカーを乗り回し、中国で「人間の食い物はまずい」的なこと言いながら北京ダックを綺麗に食べていた。生徒会の面々は女子人気が高いが、彼には舎弟が多い。

 

棗坂シキ(CV平川大輔

問題児。アクマというか堕天使。当番回の持ち歌は監督に「男の言い訳ソング」と言われていた。コメントがしづらい。本当に難しい。ゲームしても難しかった。

 

謎の少年(CV鈴木達央

ノーコメント。ちょっと誰かわかんないですね…。(攻略対象です)

 

葛葉アズナ(CV松田利冴

リツカの親友。どの媒体見てても、アズナ大勝利みたいなところあるよな。

  

 ■他の展開について

・ゲーム(PSP Vita)
・ミュージカル
・CD各種
・コミック(全2巻)
・劇場版(円盤化決定)

冒頭でも書いたが、ダンデビ乙女ゲーム主軸の作品ではあるものの、アニメの方が先に放送され(2015年10月〜12月)、その後ゲームが発売(2016年3月)した。

Rejet、Elements Gardenエイベックス・ピクチャーズ の三社共同作品のメディアミックス前提のような作品でゲーム・CD・2.5ミュージカルなど展開は幅広い。
言い忘れてたけどアニメ・ゲーム関連の楽曲は天下のエレガが楽曲制作なんだよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!

ミュージカルも出来が最高で、初演の最初は席もまばらだったが口コミで後半はほぼ埋まっていたとか聞いた。マジ?すごいぞ!デビミュ!!今月(2018年3月)には3期公演も行うくらいには人気です!見て!!過去演はDVDも出てる!!配信もしてる!!

あと特にこれは声を大にして言いたいのだけど、ダンデビはゲームはもちろんミュージカル・アニメイベント・劇場版にいたるまで毎回違うエンディングを用意してくれるので…。いつでも新鮮な気持ちで楽しめて…お得…健康青汁…。

 

■劇場版 「 Dance with Devils -Fortuna- 」5/25円盤発売決定!

これが言いたくてこの記事を書いた。(冗長すぎる)
正直60分でまとめてあるので、TVシリーズをみてないと難しい映画だとは思うのだけどダンデビの挑戦とか、コンテンツを続けようというスタッフさんたちの気持ちがすごく垣間見える作品なのでよければ見て欲しいなって…思う…。

 

ダンデビはいいぞ

つまりこういうことです。今じゃなくてもいい、暇な時、思い出した時、見るアニメがない時、配信アニメ一覧で見かけた時、名前を見た時、機会があった時、「見てみようかな」って思っていただければいいなと思う。いいアニメなので。ぜひ。

 

プレゼンおわり